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姉妹が買ったブレスレットを見て、以前通りがかったアクセサリーショップのことを思い出した。
その店で一度、ブレスレットを試したことがある。
ピンクのクリスタルと人工ダイヤモンドに囲まれた、バラの形をしたデザインで、これと似た感じだった。
その時は買わなかった。
二度目にその店の前を通ったとき、あのブレスレットのことを思い出して、もう一度店に入った。
確かにそこにあったけれど、なぜかもうそれほど好きではない自分がいて、結局買わずに帰った。
家に帰ってから、昔の自分を思い出した。
以前は花の線画を模写するのが好きだった。
でも時間がなくなり、筆を取らなくなり、気づけばその情熱も薄れていた。
人は変わる。
好きなものも変わる。
行きたい場所、食べたいもの、愛したい人、体験したいこと。
「今この瞬間」に決断しなければ、いつかそれらは欲しいとも思わなくなる。
少年のような心意気は、二度と戻らない。
若さの勢いも、過去にしか存在しない。
新しいものへの情熱、世界への手探りの探求、好きなことを続ける力は、時間とともに自然と消えていく。
ありふれた花火に胸が高鳴るあの感覚には、もう簡単には戻れない。
意味のないことをするのを恐れないで。
きれいな花瓶を買うことを怖がらないで。
幸せで、楽しいことが一番大切。
結局、結末はみんな同じなのだから。

